向野田村(読み)むかいのたむら

日本歴史地名大系 「向野田村」の解説

向野田村
むかいのたむら

[現在地名]三隅町向野田

三隅川左岸の河岸段丘上に位置し、北は同川を隔てて岡崎おかさき村の上市かみいち、東は河内こうち村、西は岡見おかみ村、南は矢原やばら村。山陰道は上市より田原たばら滝見たきみを通って岡見村とおに通ずる。元和五年(一六一九)の古田領郷帳には向田村とみえ、高三五八石余、年貢高は田方一六五石余・畑方四七石余。寛政元年(一七八九)の巡見使案内懐中記(福原家文書)では高三九五石余、家数一一五・人高五八七。慶応二年(一八六六)の小物成浮役等引調帳(中森屋文書)では川役銀六匁六分のほか、諸職人の役銀も多く、蝋板三面、紺屋もあった。同年の家数一九一・人高七四三(「村々生高家数人高等書抜帳」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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