仁慈(読み)ジンジ

デジタル大辞泉 「仁慈」の意味・読み・例文・類語

じん‐じ【仁慈】

思いやりがあって情け深いこと。
博愛―の聞えたかき兄を」〈一葉・別れ霜〉
[類語]愛情愛着情けじょう情合い情愛情味人情人情味温情恩情厚情思いやりいつくしみ慈愛仁愛仁恵仁心じん慈悲あわれみ哀憐同情

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精選版 日本国語大辞典 「仁慈」の意味・読み・例文・類語

じん‐じ【仁慈】

  1. 〘 名詞 〙 思いやりがあって情け深いこと。仁愛。仁恵。
    1. [初出の実例]「伊霍済物為心、天仮仁慈、博愛是務」(出典性霊集‐四(835頃)為藤真川挙浄豊啓)
    2. 「あきらかにして其上に猶又仁慈温和を加て事神保安ほどに神も民も無不欣喜ぞ」(出典:史記抄(1477)三)
    3. [その他の文献]〔曹植‐鼙舞歌聖皇篇〕

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普及版 字通 「仁慈」の読み・字形・画数・意味

【仁慈】じんじ

仁愛。

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