ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吸収冷凍機」の意味・わかりやすい解説
吸収冷凍機
きゅうしゅうれいとうき
absorption refrigerating machine
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…天然氷を保存して用いた記録は古くからあるが,機械式冷凍法が登場するのは熱力学の第2法則が確立される19世紀中ごろのことである。1834年J.パーキンスはエチルエーテルを用いる蒸気圧縮式冷凍機を発明したが,74年C.リンデはアンモニアを用いることによって効率のよい冷凍機を実現し,また1859年にはアンモニア吸収冷凍機がF.カレによって開発されている。現在冷凍機の利用は製氷,食品冷凍,冷房の分野にとどまらず,気体の液化,温湿度の調節,医学における低温利用など広い分野で利用されている。…
※「吸収冷凍機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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