吸口虫類(読み)すいくちむしるい(その他表記)Myzostomida

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吸口虫類」の意味・わかりやすい解説

吸口虫類
すいくちむしるい
Myzostomida

環形動物門吸口虫綱に属する種類の総称。体は直径2~10mmの円盤状または楕円形で,4~5対の疣足 (いぼあし) が腹面に縦に並んでおり,その先に剛毛が生えている。おのおのの疣足 (いぼあし) の間には吸盤状の器官 (感覚器) がある。消化管は体の周縁に向って放射状に伸びるが,血管や鰓はない。雌雄同体クモヒトデ類トリノアシなどの棘皮動物外部寄生する。すべて海産で,世界で 130種ほどが知られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む