吹き放つ(読み)フキハナツ

デジタル大辞泉 「吹き放つ」の意味・読み・例文・類語

ふき‐はな・つ【吹き放つ】

[動タ四]風が吹いて物を遠くに飛ばす。吹き払う。
「門を―・ちて、四、五町ほかに置き」〈方丈記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吹き放つ」の意味・読み・例文・類語

ふき‐はな・つ【吹放】

  1. 〘 他動詞 タ行四段活用 〙
  2. 風が吹きつけて、物を遠ざける。吹き払う。吹き放す。吹き散らす。
    1. [初出の実例]「科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く」(出典:延喜式(927)祝詞)
  3. 笛などを吹き鳴らす。
    1. [初出の実例]「管絃は堀河院御笛 初句を吹放て次句に移之間、つれづれならず不可思儀也き」(出典:富家語(1151‐61))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む