デジタル大辞泉 「吹寄せる」の意味・読み・例文・類語 ふき‐よ・せる【吹(き)寄せる】 [動サ下一][文]ふきよ・す[サ下二]1 風が吹いて物を一方へ押しやる。「強風が枯れ葉を―・せる」2 風が吹いてくる。「―・する風のおとなひも面白う」〈狭衣・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「吹寄せる」の意味・読み・例文・類語 ふき‐よ・せる【吹寄】 [ 1 ] 〘 自動詞 サ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]ふきよ・す 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙 風などが吹いてくる。[初出の実例]「吹よする風にまかせて池水のみぎはに余る花のしら浪〈藤原為顕〉」(出典:風雅和歌集(1346‐49頃)春下・二四九)[ 2 ] 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]ふきよ・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 吹いて一方へおしやる。[初出の実例]「大納言、南海の浜にふきよせられたるにやあらん」(出典:竹取物語(9C末‐10C初)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例