呆れ果てる(読み)アキレハテル

デジタル大辞泉 「呆れ果てる」の意味・読み・例文・類語

あきれ‐は・てる【×呆れ果てる】

[動タ下一][文]あきれは・つ[タ下二]
すっかりあきれてしまう。「―・てて返す言葉もない」
どうしてよいかわからないで、茫然ぼうぜんとする。途方にくれる。
「あとに兵庫は―・て…どっかと座して男泣き」〈浄・矢口渡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「呆れ果てる」の意味・読み・例文・類語

あきれ‐は・てる【呆果】

  1. 〘 自動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]あきれは・つ 〘 自動詞 タ行下二段活用 〙
  2. どうしたらよいかわからないで、茫然とする。すっかり途方にくれる。
    1. [初出の実例]「せん方波に駒を控へ、呆れ果てたる有様なり」(出典:謡曲・敦盛(1430頃))
  3. あまりのことに、まったくひどいと思う。ひどくてすっかりあいそをつかす。
    1. [初出の実例]「先生あきれはて、ほっとためいきをつきながら」(出典:咄本・喜美賀楽寿(1777)計策)

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