周敷駅(読み)すふのえき

日本歴史地名大系 「周敷駅」の解説

周敷駅
すふのえき

越智おち郡国府に近い周布の本郷しゆふのほんごうの周敷神社辺りに置かれたと推定される古代の駅。近くに鈴ノ本という駅鈴に関連のある地名も残る。

「延喜式」(兵部省)の伊予国駅馬に「大岡、山背、近井、新居、周敷、越智各五疋」とあって、古代の讃岐国から伊予国府に至る伊予路には六駅が置かれていた。「令義解」によれば駅馬は大路に二〇疋、中路に一〇疋、小路に五疋とあるから、伊予路は小路であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android