日本歴史地名大系 「周船寺村」の解説 周船寺村すせんじむら 福岡県:福岡市西区周船寺村[現在地名]西区周船寺・周船寺一―三丁目徳永(とくなが)村の西にあり、谷(たに)村今宿(いまじゆく)から前原(まえばる)へ向かう唐津街道と周船寺川が交わる地点に位置する。怡土(いと)郡に属し、北は志摩(しま)郡田尻(たじり)村。肥前国との国境に通じる道がここで唐津街道から分岐し、南に延びる。「太宰管内志」所収の嘉吉三年(一四四三)三月の少弐教頼安堵状(姪浜殿上家文書)によれば、「主船寺名」七町などの本領が庄崎彦三郎に安堵されている。同じく同書所収の天文二四年(一五五五)一一月一二日の吉積隆種判物(雷山文書)では周船寺村一町が楠木(現不明)の替地として吉積彦左衛門に渡された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by