呰見村(読み)あざみむら

日本歴史地名大系 「呰見村」の解説

呰見村
あざみむら

[現在地名]豊津町呰見

有久ありひさ村・徳政とくせい村の東、はらい川東岸の段丘上に位置する。村内を旧大宰官道が東西に通り、中津街道から分岐して英彦ひこ山に至る道が南北に通る。文明一〇年(一四七八)八月二七日の大内政弘下文案(「正任記」同年一〇月二一日条)によれば、政弘は吉見三河守成頼跡の「豊前国仲津郡呰見村」三六町九段余の地を杉雅楽助俊明に宛行っている。元和八年人畜改帳では給人一人分の高四六七石余、家数三一・人数六三(うち庄屋一・百姓四・名子二)、牛五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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