味国(読み)うましくに

精選版 日本国語大辞典 「味国」の意味・読み・例文・類語

うまし‐くに【味国】

〘名〙 (「うまし」はシク活用形容詞「うまし」の語幹) よい国。りっぱな国。美しい国。
書紀(720)垂仁二五年三月(熱田本訓)「是の神風伊勢国は、常世(とこよ)の浪の重浪(しきなみ)(よ)する国なり。傍国(かたくに)の怜(ウマシくに)なり」
万葉(8C後)一・二「国見をすれば 国原は 煙立ち立つ 海原は 鴎(かまめ)立ち立つ、怜(うましくに)そ あきづ島 大和(やまと)の国は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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