精選版 日本国語大辞典 「神風」の意味・読み・例文・類語
かん‐かぜ【神風】
しん‐ぷう【神風】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
神の威力で吹くとされている風。暴風雨の多い日本では風に対する恐れから、神の威徳に従わないと神風で罰せられるという信仰があった。歴史上では文永(ぶんえい)・弘安(こうあん)の役(1274、1281)の二度にわたる蒙古(もうこ)の軍船が、博多湾で壊滅させられたのがその代表的な例である。第二次世界大戦末期に、この史実にあやかって日本海軍航空隊が神風特別攻撃隊を編成し、敵艦隊に絶望的な体当たり攻撃を加え、追い詰められた戦局をなんとか打開しようとしたが、失敗した。このときの「神風」は世界的に有名である。この無謀な神風特攻隊以来、1955年(昭和30)ころ、命知らずの乱暴な運転をするタクシーのことを神風タクシーとよんだ。
[上野文枝]
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
…平安時代には対外意識が鮮明になることは少なかったが,後期になって朝廷の権威が衰えはじめると,皇統の一系と神々の加護を説く神道思想が整えられるようになった。鎌倉時代の半ばに元の軍勢が来襲したとき,異敵調伏の祈禱の中で神国思想が強調され,敵国の船団を壊滅させた風は神風と呼ばれた。その後,近世初頭に対外関係が複雑になったとき,豊臣秀吉はキリシタンの禁圧を正当化するために,日本が神国であることを主張した。…
…その後博多,大宰府を攻略すべく7月下旬に肥前鷹島に移ったところ,7月30日夜,大風が吹いて元軍は壊滅的打撃をうけた。日本ではこれを神風と呼んだ。こうして元の第2次遠征も失敗に終わった。…
※「神風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。「推しの主演ドラマ」[補説]アイドルグループの中で最も応援しているメンバーを意味する語「推しメン」が流行したことから、多く、アイ...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新