味酒部神社(読み)あざかべじんじや

日本歴史地名大系 「味酒部神社」の解説

味酒部神社
あざかべじんじや

[現在地名]坂井村中安坂

安坂あざか川沿いの中安坂の草湯なかあざかのくさゆ地籍にある神社で、神社の傍らを流下している安坂川沿いからは硫黄のにおいの強い冷泉が湧いている。応永一六年(一四〇九)熊野社本殿造立の棟札を蔵しているから、もとは熊野神社であったことは明らかである。「三代実録」の貞観八年(八六六)の条に従四位下を授けられた信濃国草奈井比売神とあるのはこの神社をさしてのことと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android