呼付(読み)よびつけ

精選版 日本国語大辞典 「呼付」の意味・読み・例文・類語

よび‐つけ【呼付】

〘名〙
① 呼んで自分の所へ来させること。
② 呼びなれること。
※落語・船徳(1889)〈三代目三遊亭円遊〉「若旦那、小哥(わっち)貴下(あなた)名前を呼び附けに為やすが宜うがアすか」

よび‐つ・ける【呼付】

〘他カ下一〙 よびつ・く 〘他カ下二〙
目下の者を呼んで自分の所へ来させる。召して近づかせる。
※能因本枕(10C終)一二四「愛敬づきおごりたる声にて、さぶらひ人よひ付」
② 常にそういう名称で呼んで慣れる。呼び慣れる。
※俳諧・天満千句(1676)七「呼付た名の亀の尾の山〈宗恭〉 峯の松成人の後扨何と〈西似〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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