命を知る者は巌牆の下に立たず(読み)めいをしるものはがんしょうのもとにたたず

故事成語を知る辞典 の解説

命を知る者は巌牆の下に立たず

自分を危険にさらすような不注意に気をつけて、なすべきことをきちんと果たすように勧めることば。

[使用例] 孝子巌牆の下に立たずといにしえ聖人がいった、親のあるものは自重せねばならぬ[佐藤紅緑*ああ玉杯に花うけて|1927~28]

[由来] 「孟子尽心・上」に出て来る、孟子のことばから。「命を知る者は巌牆の下に立たず(天命を本当に理解している人間は、崩れそうな崖や土塀の下には立たないものだ)」と述べて、不注意から危険な立場に身を置き、命を失って、自分がこの世でするべきことを果たせなくなることを、強く戒めています。

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