日本歴史地名大系 の解説 和多都美御子神社・天神宮わたつみみこじんじや・てんじんぐう 長崎県:下県郡豊玉町仁位村和多都美御子神社・天神宮[現在地名]豊玉町仁位天神山(宝満山)に鎮座。古くは天神宮と称した。旧村社。祭神は彦波瀲武草葺不合尊・神武天皇・応神天皇・菅原道真。古代の和多都美御子神社に比定する説により明治七年(一八七四)現社号に改めたが、以前は天神宮として崇敬されていた。「続日本後紀」承和七年(八四〇)一一月八日条に「和多都美御子神」とみえ、官社に列し、「延喜式」神名帳に上県郡一六座の一つ「和多都美御子神社名神大」とあるが、これは現峰(みね)町木坂の海神(きさかのかいじん)神社のこと。中世は天神宮として上津(かみつ)八幡宮(現峰町)・下津八幡宮(現厳原町)に次ぐ島内の名神とされていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by