和歌陀羅尼(読み)わかだらに

百科事典マイペディア 「和歌陀羅尼」の意味・わかりやすい解説

和歌陀羅尼【わかだらに】

和歌は,すなわち密教の陀羅尼(仏教の教えを端的に表現した呪句)にほかならないとする考え。いわゆる狂言綺語観をさらに発展させたもので,慈円や無住によって展開された。《沙石集》巻5の〈和歌の道深き理あること〉には,清水観音など神仏が和歌を詠ずることをあげ,仏教の本旨はことばの壁を乗り越えるもので,〈仏もしわが国に出で給はば,ただ和国の詞もて陀羅尼とし給ふべし〉と述べている。
→関連項目歌徳説話

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