和気舟番所跡(読み)わけふなばんしよあと

日本歴史地名大系 「和気舟番所跡」の解説

和気舟番所跡
わけふなばんしよあと

[現在地名]和気町和気

吉井川左岸の和気小学校跡付近に置かれていた岡山藩の高瀬舟積荷改番所。もとは坂根さかね(現備前市)に置かれていたが、享保二〇年(一七三五)「和気村は舟着にて船方改方とも作廻宜候付」(撮要録)として、当村に移された。番所には役人が任ぜられ、「藩法集」に「高瀬舟登り下之節積物相改可申候、但乗人不及改候」とあるように、積荷改および積荷運上銀の取立てを行った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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