和気町(読み)わけちよう

日本歴史地名大系 「和気町」の解説

和気町
わけちよう

面積:八二・九四平方キロ

県の南東部に位置し、北は英田あいだ英田町、東は吉永よしなが町、南は備前市、西は赤磐あかいわ熊山くまやま町、佐伯さえき町に接する。町の中央部を東西にJR山陽本線が走り、やや西寄りを南北に片上かたかみ鉄道および国道三七四号(旧片上往来)が走り、県東部の交通の一拠点である。西部を吉井川が南流し、東方より西流する金剛こんごう川と町南端の初瀬はつせ池から北流、のち西流する初瀬川を合流する。


和気町
わけちよう

2006年3月1日:和気郡和気町・佐伯町合併
【和気町】岡山県:和気郡
【佐伯町】岡山県:和気郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「和気町」の意味・わかりやすい解説

和気〔町〕
わけ

岡山県南東部,吉井川中流域の町。 1901年町制施行。 1953年本荘町および日笠村,藤野村,石生村の3村と合体。 2006年佐伯町と合体。吉井川と金剛川,日笠川,初瀬川の合流点にあり,中心地区の和気は古代の豪族和気氏の本拠地で,開発は古く古墳などの遺跡もある。江戸時代には旧山陽道の宿場町,吉井川の河港として発展。鯉幟 (こいのぼり) を特産し,食品,縫製,プレスなどの工場がある。周辺ではスモモサクランボブドウなどの果樹栽培,花卉園芸などが行なわれる。江戸時代に建てられた旧大國家住宅は国の重要文化財に指定。和気清麻呂をまつる和気神社がある。町域の一部は吉井川中流県立自然公園に属する。 JR山陽本線,国道 374号線,山陽自動車道が通りインターチェンジがある。面積 144.21km2。人口 1万3623(2020)。

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