和活油(読み)かかつがゆ

精選版 日本国語大辞典 「和活油」の意味・読み・例文・類語

かかつ‐が‐ゆクヮクヮツ‥【和活油】

  1. 〘 名詞 〙 クワ科の常緑低木。近畿地方南部、中国地方、四国および九州以南の山野に生える。高さ三メートルに達する。枝は密に分枝し、しばしばつる状となる。葉は長さ四~六センチメートルの倒披針状楕円形で互生する。葉腋(ようえき)には一センチメートルほどの鋭い刺(とげ)がある。雌雄異株。夏に黄色の花穂をつける。果実は卵状球形で、黄赤色に熟し、食べると甘い。やまみかん。そんのいげ。
    1. [初出の実例]「和活(クツ)が油 葉は茶に似たり。其樹枝多し。実は楊梅(やまもも)に似て微大也」(出典大和本草(1709)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android