和田貝村
わだがいむら
[現在地名]春日町柏野・野瀬
南西に流れる竹田川の最上流に位置し、川沿いに集落がある。西は広瀬村、北東は赤土坂を越えて天田郡細見村(現京都府三和町)、南東は栗柄峠を越えて多紀郡栗柄村(現篠山市)。古くは王子谷と称された(丹波志)。元禄郷帳に村名がみえ高三二石余。国立史料館本元禄郷帳によると旗本川勝領。元禄一二年(一六九九)の氷上郡郷村明細帳(氷上郡志)でも高三二石余。「丹波志」によると肩書に「支茅野・支滝尾・支野瀬谷」とあり、今高二九石余。枝村も含めた今高二九〇石余、家数二〇二。同領。天保郷帳では野瀬谷村の肩書に古は和田貝村とみえ高三九三石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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