品貸し料(読み)しながしりょう

ASCII.jpデジタル用語辞典 「品貸し料」の解説

品貸し料

逆日歩ともいう。証券会社仲介する株式信用取引において発生するもので、信用取引においては、売り方、買い方は自ら所有する株、資金以上の取引を証券会社の仲介によって行なう。その場合、売り方は証券会社から一時的に株式を借りて自分のものではない株式を売却する。いわゆる「から売り」で、このような取引が増えると、証券会社が保有する株がなくなる場合がある。その場合、証券会社は生命保険会社などの金融機関から調達料を払って、株式を借りることになる。その際の調達料を「品貸し料」という。「品借り料」と意味は全く同じで、証券会社の立場に立てば「品借り料」、金融機関の立場に立てば「品貸し料」である。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android