哥沢芝勢以(読み)ウタザワ シバセイ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「哥沢芝勢以」の解説

哥沢 芝勢以(2代目)
ウタザワ シバセイ


職業
うた沢節三味線方(芝派)

本名
柴田 清子

生年月日
明治16年 4月25日

出生地
東京・日本橋(東京都中央区)

経歴
初代の孫、4代目哥沢芝金の姉。伯母の3代目芝金に師事、大正4年2代目芝勢以を継いだ。妹の4代目芝金の三味線方を務め、芝派の全盛期を築く。昭和2年内紛のため芝金と決別別派を立てたが、13年和解した。

受賞
紫綬褒章〔昭和39年〕,勲四等瑞宝章〔昭和42年〕

没年月日
昭和46年 11月30日 (1971年)

家族
妹=哥沢 芝金(4代目)

親族
伯母=哥沢 芝金(3代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「哥沢芝勢以」の解説

哥沢 芝勢以(2代目)
ウタザワ シバセイ

明治〜昭和期のうた沢節三味線方(芝派)



生年
明治16(1883)年4月25日

没年
昭和46(1971)年11月30日

出生地
東京・日本橋(東京都中央区)

本名
柴田 清子

主な受賞名〔年〕
紫綬褒章〔昭和39年〕,勲四等瑞宝章〔昭和42年〕

経歴
初代の孫、4代目哥沢芝金の姉。伯母の3代目芝金に師事、大正4年2代目芝勢以を継いだ。妹の4代目芝金の三味線方を務め、芝派の全盛期を築く。昭和2年内紛のため芝金と決別、別派を立てたが、13年和解した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「哥沢芝勢以」の解説

哥沢芝勢以(2代) うたざわ-しばせい

1883-1971 明治-昭和時代のうた沢節演奏家。
明治16年4月25日生まれ。3代哥沢芝金の姪(めい)。大正4年2代芝勢以を襲名。妹の4代哥沢芝金の三味線をつとめ,芝派の全盛期をきずく。昭和2年内紛のため芝派をはなれ,芝勢以派をたてた。13年和解。昭和46年11月30日死去。88歳。東京出身。本名は柴田清子。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「哥沢芝勢以」の解説

哥沢 芝勢以(2代目) (うたざわ しばせい)

生年月日:1883年4月25日
明治時代-昭和時代のうた沢節演奏家
1971年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の哥沢芝勢以の言及

【哥沢芝金】より

…うた沢芝派(哥沢)の家元名。(1)初世(1828‐74∥文政11‐明治7) 本名柴田金吉。江戸日本橋高砂町の御家人柴田弥三郎の三男。若いころから音曲を好み,愛称〈芝金〉。渋い歌と巧みな三味線で知られ,うた沢創始期にも参画している。歌沢笹丸の没後に家元樹立を出願,1861年(文久1)土佐太夫の名を嵯峨御所より受領。〈歌〉の字の偏だけをとった〈哥〉を使って寅派と区別,初代芝金を名のって別派活動を行う。1867年(慶応3)流儀の歌本《松の美どり》を刊行。…

※「哥沢芝勢以」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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