唐物の使い(読み)からもののつかい

精選版 日本国語大辞典 「唐物の使い」の意味・読み・例文・類語

からもの【唐物】 の 使(つか)

  1. 平安時代中国から貨物が入来したときに、朝廷から派遣された臨時の官。商船の貨物を臨検して、朝廷で入用のものを優先的に買い上げる。交易唐物使。
    1. [初出の実例]「藤原ののちかげがからもののつかひに、なが月のつごもりがたにまかりけるに」(出典:古今和歌集(905‐914)離別・三八五・詞書)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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