商調(読み)ショウチョウ

デジタル大辞泉 「商調」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ちょう〔シヤウテウ〕【商調】

商の音を主音とする音階中国中世俗楽に用いられたが廃絶日本雅楽の呂旋音階に似ているとされる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「商調」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ちょう シャウテウ【商調】

〘名〙
① 商の音を主音とする音階。中国中世の俗楽に用いられたが現在は用いられていない。わが国雅楽の呂旋音階はこれに似ている。〔撮壌集(1454)〕 〔顧况‐弾琴谷詩〕
② (五行説で商を秋にあてることから) 秋の音楽。秋のしらべ。

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