善山出土金銅仏菩薩像(読み)ぜんざんしゅつどこんどうぶつぼさつぞう(その他表記)Sonsan ch'u lt'o kumdong-bul posalsang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「善山出土金銅仏菩薩像」の意味・わかりやすい解説

善山出土金銅仏菩薩像
ぜんざんしゅつどこんどうぶつぼさつぞう
Sonsan ch'u lt'o kumdong-bul posalsang

韓国,慶尚北道善山郡鳳漢村で発見 (1976) された3体の仏菩薩立像。国宝ソウルの韓国国立中央博物館蔵。3体とも像高 30~40cmの比較的大型の鋳造仏で,塗金もよく残り彫刻技法もすぐれている。如来立像を中尊に三体一具として礼拝されたものであろうが,様式的には同一時代の制作ではなく,三国時代末期から8世紀初頭に,個々に造られたものと推定される。

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