善永寺(読み)ぜんえいじ

日本歴史地名大系 「善永寺」の解説

善永寺
ぜんえいじ

[現在地名]本巣町文殊

浄土真宗本願寺派、文殊山と号し、智恵光院とも称する。本尊阿弥陀如来。寺伝によれば、至徳二年(一三八五)厚見あつみ川端かわばた(現岐阜市)にあった寺が方県かたがた彦坂ひこさか(現同上)に移り、天台宗善永寺となった。永禄三年(一五六〇)八世没後無住となった。天正年間(一五七三―九二)彦坂村住人土岐蔵人が文殊もんじゆ村に移転。のち土岐蔵人は本願寺顕如帰依、出家して善明と称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android