善縄御嶽(読み)よくつなうたき

日本歴史地名大系 「善縄御嶽」の解説

善縄御嶽
よくつなうたき

[現在地名]南風原町宮平

宮平みやひら集落の東はずれにある御嶽。「琉球国由来記」には「ヨクツナノ嶽」として神名カメツカサカメフチ御イベ、宮平ノロ崇所とみえ、同書と「遺老説伝」に以下の内容の由来譚が記される。善縄大屋子という人が、西原にしばる間切我謝がーじや(現西原町)海辺にある魚の捕獲用のカキ(垣)を見回りに行ったときに亀をみつけ、主の女性からもらい受けるが、亀を担いで家に戻る途中亀に首を噛まれたのが原因で死ぬ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android