善見律毘婆沙(読み)ぜんけんりつびばしゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「善見律毘婆沙」の意味・わかりやすい解説

善見律毘婆沙
ぜんけんりつびばしゃ

仏教書。 18巻。中国,南北朝時代,斉の僧伽跋陀羅 Saṁghabhadraの漢訳。上座部所伝の律蔵を注釈したもので,440年頃インドのマガダの学僧ブッダゴーサセイロン (現スリランカ) で撰述した律蔵の注釈"Samantapāsādikā"の抄訳といわれる。第1から第3結集までを述べ,アショーカ王の子マヒンダがセイロンに渡って弘法に努めたこと,さらに比丘比丘尼戒律を詳しく記述している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む