ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「善見律毘婆沙」の意味・わかりやすい解説 善見律毘婆沙ぜんけんりつびばしゃ 仏教書。 18巻。中国,南北朝時代,斉の僧伽跋陀羅 Saṁghabhadraの漢訳。上座部所伝の律蔵を注釈したもので,440年頃インドのマガダの学僧ブッダゴーサがセイロン (現スリランカ) で撰述した律蔵の注釈"Samantapāsādikā"の抄訳といわれる。第1から第3結集までを述べ,アショーカ王の子マヒンダがセイロンに渡って弘法に努めたこと,さらに比丘,比丘尼の戒律を詳しく記述している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by