嘉勢村(読み)かせむら

日本歴史地名大系 「嘉勢村」の解説

嘉勢村
かせむら

[現在地名]金木町嘉瀬かせ

小田おだ川と清久せいきゆう二ノ沢にのさわ両溜池に挟まれた金木台地先端微高地にあり、北は金木村、南は長富ながとみ(現五所川原市)東南中柏木なかかしわぎ村、東は小栗崎こぐりざき村に接し、西の岩木川対岸は野末のすえ楽田らくた(現西津軽郡稲垣村)

正保二年(一六四五)の津軽知行高之帳の田舎いなか郡の新田に嘉清村として高五五・八一石とある。寛文四年(一六六四)の高辻帳に三七七石とある。貞享四年(一六八七)検地帳に嘉勢村とあり、田方一四八町九反七畝二二歩、畑方三四町一畝二七歩、田畑屋敷合せて一八二町九反九畝一九歩、村高一二五一・二七石、一畝一四歩の御蔵屋敷があり、漆木五八本、除地として八幡社地一町一畝四歩、薬師堂地三畝六歩がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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