嘉家作町(読み)かけづくりちよう

日本歴史地名大系 「嘉家作町」の解説

嘉家作町
かけづくりちよう

[現在地名]和歌山市嘉家作丁

本町ほんまち御門外の広小路ひろこうじより北に折れ、さらに東に曲がる大和街道(大坂街道)に沿う町で、城下入口の宿場であった。「紀伊名所図会」は「欠作駅」として「府城の北の入口にして、西国順礼又は京・大阪より和歌浦又は熊野への街道なり、日のかたぶくころには旅店の小女、往来をとむる声のかまびすしき、ねぐらもとむるすゞめのごとし」と記し、本町御門の閉ざされる夕刻の賑いが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む