嘉陵紀行(読み)かりようきこう

日本歴史地名大系 「嘉陵紀行」の解説

嘉陵紀行
かりようきこう

異記・別称 嘉陵記行・四方の道草・江戸近郊道しるべ 村尾伯恭(嘉陵)

成立 文政一一年頃

写本 国立国会図書館(「江戸近郊道しるべ」二六冊・自筆本、写本九冊)、国立公文書館内閣文庫(嘉永元年跋・五巻二〇冊)

解説 清水家の御広敷用人村尾正靖が著した江戸近郊の紀行文記述は文化九年から天保五年まで、範囲は武蔵国内でほかに下総国若干入る。ほぼ全編にわたって精密な地図と写生画が付される。

活字本 江戸叢書一・「江戸近郊道しるべ」(東洋文庫)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android