嘴を鳴らす(読み)クチバシヲナラス

デジタル大辞泉 「嘴を鳴らす」の意味・読み・例文・類語

くちばしら・す

しゃべりたてる。
歯ぎしりをして悔しがる。
「女―・し…思ひ死にをさしたその恨みにと飛んでかかるを」〈浮・一代男・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「嘴を鳴らす」の意味・読み・例文・類語

くちばし【嘴】 を 鳴(な)らす

  1. しゃべり立てる。
  2. 歯がみをして悔しがる。切歯(せっし)する。
    1. [初出の実例]「後の方より女口(クチ)ばしをならし、我は木挽の吉介が娘おはつが心魂也〈略〉その恨にと、飛んでかかるを」(出典浮世草子好色一代男(1682)四)

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