噛み潰す(読み)カミツブス

デジタル大辞泉 「噛み潰す」の意味・読み・例文・類語

かみ‐つぶ・す【×噛み潰す】

[動サ五(四)]
かんでつぶす。「苦虫を―・したような顔」
出かかる笑い声あくびを抑えてがまんする。かみころす。「笑いを―・す」

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精選版 日本国語大辞典 「噛み潰す」の意味・読み・例文・類語

かみ‐つぶ・す【噛潰・咬潰】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 噛んでつぶす。
    1. [初出の実例]「古は麹をかみつふいて酒にする心でかうじと云ぞ」(出典:古文真宝笑雲抄(1525)六)
  3. 言葉やあくびなどが口から出そうになるのをじっとこらえる。
    1. [初出の実例]「三五郎は口惜(くや)しさを噛(カ)みつぶして」(出典たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉一〇)

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