(読み)カク

普及版 字通 「嚇」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 17画

[字音] カク・カ
[字訓] おどす・しかる

[字形] 形声
声符は赫(かく)。おどすようにしてるときの擬声語。〔荘子秋水〕に「鴟(とび)腐鼠を得たり。雛(ゑんすう)之れを(よぎ)る。仰ぎて之れをて曰く、嚇と」とあり、下文に「我を嚇す」と動詞に用いる。似た語に〔史記、外戚世家〕「武車を下り、泣きて曰く、(わく)」のような語があり、驚きしむときの語である。

[訓義]
1. おどす声、しかる声。嚇嚇は笑う声。
2. おどす、しかる、いかる。

[古辞書の訓]
和名抄〕嚇 奈久(なく)〔名義抄〕嚇 カカナク・ナク・サヘヅル・イサフ・ヒラク・イカル・ヒマ・シヅカナリ・ワラフ 〔字鏡集〕嚇 シヅカナリ・キク・カカナク・サヘヅル・ヒマ・イカル・ヒラク・カキヒラク・ワラフ・イサフ

[熟語]
嚇鬼嚇恐嚇詐嚇殺・嚇死嚇辱・嚇怒・嚇
[下接語]
威嚇・呵嚇・恐嚇・脅嚇・嚇・喘嚇・大嚇

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む