秋水(読み)しゅうすい

  • しゅうすい シウ‥
  • しゅうすい〔シウ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

日本で初めて製作された,日本海軍のロケット戦闘機。過酸化水素とヒドラジンを推進剤とする。ドイツのメッサーシュミット Me-163Bロケット戦闘機の設計図をもとに,三菱重工業が製作した。 1945年7月の最初の試験飛行では墜落したが,終戦までには量産機の製造も始まっていた。エンジンは KR10ロケット機関 (推力 1500kg) 1,乗員1,全長 9.9m,最大速度時速 800km。B-29爆撃機の迎撃を目的として高度1万mまで3分半で上昇,上空で5分半の動力飛行が可能という仕様だった。 30mm機関砲2門を装備する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

米軍の爆撃機B29に対抗する新兵器として開発が始まったロケット戦闘機。高度1万メートルまで3分半で上昇(最高時速900キロ)する性能が期待されたが、飛行実験に失敗し実戦配備はなかった。燃料は過酸化水素水などの溶液と、ヒドラジンなどの溶液で二つを反応させて起こる爆発力を推力とした。化学反応が激しく、燃料の保管が難しかった。

(2018-05-17 朝日新聞 朝刊 長野東北信・1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

デジタル大辞泉の解説

秋のころの澄みきった水。秋の水。 秋》「―に石の柱や浮見堂/虚子
曇りのない、よく研ぎ澄ました刀。「三尺の秋水

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 秋の頃の澄みきった水。また、秋の澄み渡った水の流れ。《季・秋》
※懐風藻(751)秋宴〈道首名〉「望苑商気艷、鳳池秋水清」
※俳諧・冬の日(1685)「あはれさの謎にもとけし郭公〈野水〉 秋水一斗もりつくす夜ぞ〈芭蕉〉」 〔王維‐輞川閑居贈裴秀才廸詩〕
② 秋の頃の出水。秋の洪水。〔荘子‐秋水〕
③ とぎすました刀。さえた光をはなつ利刀。
※菅家文草(900頃)七・右大臣剣銘「暁霜三尺、秋水一条、利器惟服、飛揚在腰」
※浮城物語(1890)〈矢野龍渓〉八「腰間(ようかん)の秋水人をも斫(き)るべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

ぴえん

悲しみの涙や嬉し泣きを表すネットスラング。「ピエーン」と声を上げながら泣いている様子を表す顔文字が語源とされ、軽い調子の文章で用いられる。女子中高生を中心にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

秋水の関連情報