四ッ屋町(読み)よつやまち

日本歴史地名大系 「四ッ屋町」の解説

四ッ屋町
よつやまち

[現在地名]高崎市四ッ屋町

赤坂あかさか町ともと町の北にある三国街道両側町で、町の長さ四二間(安政三年城下図)の小さな遠堀外の町。「高崎志」に「四屋町」として「間部氏城主タリシ時、正徳元年辛卯新タニ開ク、本町ノ分也」とある。町名起源について、地内の四阿屋あずまや宮に由来するとする説がある(更正高崎旧事記)。「高崎志」の四阿屋権現の項に「四阿屋権現ノ石宮ハ、筏場ノ大道ヨリ東高キ所ノ森中ニアリ、此辺ヲ上和田ト云、元和ノ始本町ヨリ此宮ヲ造立シテ、舟路ノ難ナカランコトヲ祈ル」とあり、勧請された所は赤坂村上和田かみわだであった。本町支配であった四ッ屋地内へ宮を移したものと思われるが、四ッ屋町が成立した間部氏時代の正徳年間(一七一一―一六)には上和田地内にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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