四三酸化鉛(読み)しさんさんかなまり

精選版 日本国語大辞典 「四三酸化鉛」の意味・読み・例文・類語

しさんさんか‐なまり シサンサンクヮ‥【四三酸化鉛】

〘名〙 鉛の酸化物で、酸化鉛(II)と酸化鉛(IV)の中間にある複酸化物。化学式 Pb3O4赤色の無定形粉末。鉛丹または光明丹として古くから知られ、絵の具・さび止めペイントなどの顔料鉛ガラス蓄電池極板などに用いる。四酸化三鉛。酸化鉛(IV)鉛(II)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「四三酸化鉛」の意味・わかりやすい解説

四三酸化鉛
しさんさんかなまり

鉛丹

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の四三酸化鉛の言及

【鉛丹】より

…四酸化三鉛Pb3O4のこと。酸化鉛(II)PbOと酸化鉛(IV)PbO2との複酸化物(2PbO・PbO2)で,酸化二鉛(II)鉛(IV),四三酸化鉛ともいう。また光明丹とも呼ばれ,古くから橙赤色の無機顔料として用いられてきた。…

※「四三酸化鉛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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