…陳の吏部尚書銭申の子で,20歳で具足戒をうけ,律学の大家智首の門に学んだ。終南山(南山)に住して,《四分律》をもとに戒律の行事を解説した名著《四分律行事鈔》3巻をはじめとする戒律学の五大部を著した。645年(貞観19)に玄奘(げんじよう)がインドから帰国すると,招かれて長安弘福寺での仏典翻訳事業に参加し,祇園精舎の制に模した西明寺が658年(顕慶3)に完成すると,その上座に招かれた。…
※「四分律行事鈔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...