四十物町(読み)あいものちよう

日本歴史地名大系 「四十物町」の解説

四十物町
あいものちよう

[現在地名]新湊市八幡町はちまんまち一丁目

うち川の北岸、山王さんのう町の東に位置。東境ひがし町の神明宮、北は富山湾に面し、砂浜が続く。もとあいの町・あいの町で、元禄(一六八八―一七〇四)頃から四十物町がみえる(新湊市史)町名海産物の加工製造などに従事するものが多かったことに由来するという。おお(浜往来)は四十物町通とよばれ、山王町境の内川あずま橋が架けられてたて町へ通じていた(嘉永六年「放生津領分間絵図」新湊市教育委員会蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android