四威儀(読み)シイギ

精選版 日本国語大辞典 「四威儀」の意味・読み・例文・類語

し‐いぎ‥ヰギ【四威儀】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。行(ぎょう)・住・坐・臥(が)四つ作法にかなっているもの。戒律にかなった立ち居ふるまい。
    1. [初出の実例]「行住坐臥四威儀」(出典:即身成仏義(823‐824頃))
    2. [その他の文献]〔勝鬘経‐摂受章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四威儀」の意味・わかりやすい解説

四威儀
しいぎ

仏教用語。 (1) 行,住,坐,臥の4種の起居動作。 (2) またそれに関して出家修行者の守るべき戒律として定められたもの。『菩薩善戒経』に説かれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android