四極子共鳴(読み)しきょくしきょうめい(その他表記)quadrupole resonance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「四極子共鳴」の意味・わかりやすい解説

四極子共鳴
しきょくしきょうめい
quadrupole resonance

核スピン I が 1以上の核は四極子モーメントもち勾配のある電場が加わると 2I+1 個のエネルギー準位に分裂する。エネルギー差に相当する周波数電磁波を加えると共鳴的な吸収を起こすが,これを四極子共鳴あるいは四重極共鳴と呼ぶ。この共鳴から四極子モーメント,電場勾配,さらに分子構造についての情報が得られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む