日本歴史地名大系 「四美村」の解説 四美村しみむら 岐阜県:益田郡萩原町四美村[現在地名]萩原町四美尾崎(おさき)村の東、西流する飛騨川北岸と四美谷扇状地にある。川沿いに川西(かわにし)街道が通る。北方に高い山を背負い南面するので益田風とよばれる寒風がさえぎられて暖かく、土地が肥沃で近隣の村からうらやましがられたという(斐太後風土記)。頓乗(とんじよう)寺蔵の絵像本尊裏書に「益田郡中志見」とみえ、永正一六年(一五一九)七月二五日に本願寺実如から願了へ与えられたものである。慶長一八年(一六一三)の飛騨国郷帳では上呂(じようろ)郷に属し、高二二〇石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by