四角な文字(読み)シカクナモジ

デジタル大辞泉 「四角な文字」の意味・読み・例文・類語

四角しかく文字もじ

角ばった文字のことで、仮名に対して漢字をいう。特に楷書のこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四角な文字」の意味・読み・例文・類語

しかく【四角】 な= 文字(もじ)[=字(じ)

  1. (かく)ばった文字、すなわち仮名に対する漢字。特に、楷書の漢字をさしていう。また、漢籍漢文。四角な物。
    1. [初出の実例]「皆、四角な文字で、是は一字も読ぬ」(出典:虎寛本狂言・惣八(室町末‐近世初))
    2. 「祖父は四角な字をば読んだ人でござんす」(出典:にごりえ(1895)〈樋口一葉〉六)

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