精選版 日本国語大辞典 「楷書」の意味・読み・例文・類語
かい‐しょ【楷書】
〘名〙 漢字の書体の一つ。行書、草書に対してくずさない書き方で、隷書(れいしょ)の筆法を簡潔にしたもの。後漢の王次仲の作るところと伝えられる。正書。真書。現在一般に正式な場合の規準とされ、印刷活字の書体も、筆写の楷書の対応する形が最も普通に用いられている。→行書(ぎょうしょ)・草書(そうしょ)。
※玉塵抄(1563)二〇「楷書は筆法のことに云ぞ」 〔法書要録‐張懐瓘書断上〕
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