四韋陀(読み)しいだ

精選版 日本国語大辞典 「四韋陀」の意味・読み・例文・類語

し‐いだ ‥ヰダ【四韋陀】

(四つの韋陀の意。「韋陀」はVeda で、「吠陀」とも書き、明・文・知などと訳す) バラモン教の四部の根本聖典で、インド最古の宗教文献。アリアン民族の自然への賛歌で、リグ(Ṛg)・ヤジュル(Yajur)・サーマ(Sāma)・アタルバ(Atharva)の四部。
正法眼蔵(1231‐53)四禅比丘「孔丘姫旦の書、また天竺の十八大経におよぶべからず、四韋陀の典籍にならべがたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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