…1723年(享保8)の制では,大番頭は役高5000石,大番組頭は600石,大番士は200石,与力は現米80石,同心は30俵二人扶持であり,役料は支給されず,そのかわりに在番中はそれぞれに役高の1倍の合力米が与えられた(ただし,1万石以上のものが大番頭になったときには1万石を支給する)。大番は将軍直属の常備軍団の中核をなすもので,戦時には旗本備の先鋒となり,平時には江戸城西の丸,二の丸などに勤番し,市中を巡回して非常の警戒にあたった(回り番という)。また1年交代で2組ずつ大坂城(8月交代),二条城(4月交代)に在番した。…
※「回り番」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...