代り番(読み)カワリバン

デジタル大辞泉 「代り番」の意味・読み・例文・類語

かわり‐ばん〔かはり‐〕【代(わ)り番】

代わり合ってすること。かわりばんこ。
祖母の顔と人形とを暫く―に眺めていてから」〈横光・御身〉
交代する順番。「代わり番に当たる」
[類語]交代入れ替わり入れ替え更迭こうてつ代替だいたい交番代謝チェンジかたみ替わり交互隔番輪番回り番

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「代り番」の意味・読み・例文・類語

かわり‐ばんかはり‥【代番・替番】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 互いにかわりあって事をすること。交替でつとめること。順番。かわりばんこ。
    1. [初出の実例]「十五日つつ東風(こち)かせ恋風〈正察〉 かはり番余所目の関や霞むらん〈昌忠〉」(出典:俳諧・生玉万句(1673))
  3. 交替で当たる番。また、それに当たっていること。
    1. [初出の実例]「すでに城下の明ぼのの風〈雪柴〉 つき鐘に夢を残して代番〈一鉄〉」(出典:俳諧・談林十百韻(1675)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む