回折スペクトル(読み)かいせつスペクトル

百科事典マイペディア 「回折スペクトル」の意味・わかりやすい解説

回折スペクトル【かいせつスペクトル】

回折格子を使って得られるスペクトル波長λの光が格子の面に垂直に入射したとき,格子の相隣る線の間の距離をtとすれば,t sin θ=nλ(nは整数)を満足する角θの方向で光が強め合って明るくなる。nを回折スペクトルの次数という。回折スペクトルでは上の式によって,波長の長い光ほど外側に並び(ガラスプリズムによるスペクトルと逆),次数が高まるにつれて外側へ移る。高次のスペクトルほど明るさは弱まり,互いに一部重なる。→回折回折縞

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む