因伯古城跡図志(読み)いんぱくこじようせきずし

日本歴史地名大系 「因伯古城跡図志」の解説

因伯古城跡図志
いんぱくこじようせきずし

因幡国・伯耆国各一冊

成立 文政元年

原本 鳥取県立博物館

解説 文化一二年、郡代加藤主馬が磯岩文次郎に因伯両国の国絵図作製を命じ文政元年に完成しているが、この国絵図とともに作製されたものと考えられる。郡ごとに地図郡内のおもな街道の要地間の距離を記したのち各古城跡ごとの遺構を簡略な鳥瞰図で描いている。城の概要や郭の大きさ、近隣村の戸数なども図中に記入されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android